環境と調和した社会への貢献

環境システム科学専攻には,地球科学コース,環境共生科学コース,物質化学コース,建築デザイン学コースを置きます。本専攻では,地球科学,環境共生科学,化学,建築学の基礎知識を身に付け,その知識を基に,環境と調和したより豊かな社会の構築に貢献する,実践力と創造力を備えた国際感覚に優れた高度技術者・研究者を養成します。

・教育目標 ・アドミッションポリシー ・カリキュラムポリシー ・ディプロマポリシー


地球科学コース

フィールドを重視した地質学を基礎とし,地球科学の体系を理解する能力と地球史観を有し,資源開発・環境・地域防災・建設などに携わる高度技術者・研究者を育成します。本コースでは,研究科,専攻,コース(地球科学)をそれぞれ概観する授業を必修とし,自然科学系の幅広い教育・研究分野の中での地球科学の位置づけを理解した上で専門科目を履修するカリキュラム構造としました。コース必修の「地球科学基礎」は先端地球科学から自然災害科学までの内容を包括しており,理学系及び工学系専門科目履修のための基礎としました。フィールド地質学と地球環境科学の教育を強化するため学内他部局(エスチュアリー研究センター,教育学部)の教員を授業の担当と特別研究の指導教員として加えました。

環境共生科学コース

環境共生科学コースでは,自然と人間が真に共生する豊かな21世紀型社会の実現に向けて,生活環境,生産環境,自然環境を構成する様々な資源(水,大気,土壌,エネルギー,施設,機械,情報,動物,植物,微生物等)に関する学術,産業,教育,地域文化等に貢献できる研究者・技術者を目指す学生を求めます。本コースでは,環境資源を多角的に理解,評価,管理,保全,改善できる高度な見識と学力を有し,かつ確固たる責任感と倫理観をも備えた人材を育成する教育を行います。

物質化学コース

化学の基礎から応用までの知識を有し,宍道湖などの水系環境研究, 環境の負荷低減に関する研究, 再生可能な資源やエネルギーの有効利用に関する研究や種々の機能材料の開発など, 幅広く物質化学に携わる高度技術者・研究者を育成します。本コースでは,研究科・専攻に関連した基礎的な内容に関する知識,技術と,幅広い視野を身につけるために,研究科共通科目(自然科学概論,環境システム科学論,英語演習等)を履修します。その上で,物質化学に関する専門知識,技術を身に付けるための専門科目を,学生の興味・関心に沿って選択科目として履修します。また,問題点を分析し,課題を設定・解決できる能力を身につけるために, 実際の企業現場の課題解決を行うPBL教育(実践教育プロジェクト, 長期インターンシップ)を用意しています。さらに,課題に対して計画的に研究を推進できる能力及びその研究に関する最新の専門知識,技術を身につけるとともに論理性,創造性,倫理観を養うためのセミナー及び特別研究を必修科目として履修します。

建築デザイン学コース

建築学における構造・環境・計画・意匠の専門的知識を有し,建築やタウン・アーキテクトの分野で人や環境にやさしい社会の構築に貢献できる高度技術者・研究者を育成します。本コースでは,一級建築士の受験資格の実務経験2 年を減免することが可能になるように建築設計・工事監理インターンシップ科目を開講し,より実践的な教育カリキュラムを構築しています。また一級建築士の実務経験に関連する建築設計についての科目や修士設計を教育プログラムに取り入れています。また建築構造・住環境,建築計画デザインの各分野における高度な専門教育を行う科目を開講するとともに,各分野においてそれぞれフィールドワークを行う演習科目を設けており,地域に根ざした実践的な教育を行います。

○教育目標

地球科学コース

 地球環境システム,太陽系の中の1惑星としての地球の環境から,島弧としての日本列島にある地域の環境までの空間的広がり,また,46億年前の地球形成から今日まで,さらに将来の環境予測を含めた地球史観的(時間的)広がりの両者を包括した意味の環境を地質学をベースとしてアプローチします。具体的にはフィールドを基礎とした先端地球科学(地質学・岩石学・鉱物学),過去から現在の地球環境の復元と計測,環境の未来予測,金属・非金属・エネルギー資源の成因とその開発,自然災害発生メカニズムの解明,また防災・減災のための技術や工法についての教育を行います。

環境共生科学コース

環境共生科学コースでは,自然と人間が真に共生する豊かな21世紀型社会の実現に向けて,生活環境,生産環境,自然環境を構成する様々な資源(水,大気,土壌,エネルギー,施設,機械,情報,動物,植物,微生物等)に関する学術,産業,教育,地域文化等に貢献できる研究者・技術者を目指す学生を求めます。本コースでは,環境資源を多角的に理解,評価,管理,保全,改善できる高度な見識と学力を有し,かつ確固たる責任感と倫理観をも備えた人材を育成する教育を行います。

物質化学コース

物質化学コースは,環境と調和したより豊かな社会の構築に寄与するため,化学及びその周辺領域の専門知識と応用力を身につけた高度技術者・研究者の養成を目的とし,以下の項目の修得を教育目標として教育を行います。

  1. 物質や反応の原子・分子レベルからの合理的な解析・理解,環境中の物質の分析や機能をもった物質の開発等を行うための,化学の基礎から応用にわたる高度な専門知識・技術
  2. 問題点を分析し,課題を設定・解決できる能力
  3. 地域から地球規模にわたる社会での問題に対し,化学の果たす重要性・役割を理解し,倫理観を持って行動する能力
  4. 論理的な記述力とグローバルなプレゼンテーション能力及びコミュニケーション能力
  5. 広い視野を持って自然科学・科学技術を持続的に学び,その発展に貢献できる創造性

建築デザイン学コース

建築デザイン学コースでは,地域に根ざした建築学を目指しており,実在の都市や建築に即した実践的な教育を行うために,企業や行政と連携しながら,フィールドに重点をおいた教育を行います。安全な暮らしに求められる耐震設計,地域産材である木材の活用と伝統工法の継承,人と環境にやさしい住まい,地域資源を生かした建築都市空間の整備/まちづくりといったさまざまな地域課題を解決するために,建築デザイン学分野における高度な専門知識を実践的に応用できる人材を育成します。

○アドミッション・ポリシー(入学者受入方針)

地球科学コース

地質学を基礎とした学際的見地から地球科学の分野を研究することについて興味を有し,より深い知識,高度な技術を身につけ,それを将来,技術者,教育者として社会のために役立てたいと考えている学生,研究を自主的に進める意欲のある学生を求めます。 博士前期課程で研究に取り組み,課程を修了するためには,研究内容を理解し,適切に表現する能力,主体的に研究に取り組む強い意欲及び英語の学力が必要です。このような方針に基づき,地球物質資源科学・地球環境科学・自然災害科学などに対する秀でた理解力,表現力学修及び科学的思考能力を備え,かつ積極的に学修に取り組む意欲のある学生を受け入れます。更に,英語読解力と日本語文章力に秀でた学生,または大学における英語及び地球科学に関する専門科目の成績が優秀な学生を求めます。

環境共生科学コース

環境共生科学コースでは,自然と人間が真に共生する豊かな21世紀型社会の実現に向けて,生活環境,生産環境及び自然環境を構成する様々な資源(水,大気,土壌,エネルギー,施設,機械,情報,動物,植物,微生物等)に関する学術,産業,教育,地域文化等に貢献できる研究者・技術者を目指す学生を求めます。本コースでは,環境資源を多角的に理解,評価,管理,保全,改善できる高度な見識と学力を有し,かつ確固たる責任感と倫理観をも備えた人材を育成する教育を行います。 このような方針に基づき,本コースにおいて対象とする様々な資源(水,大気,土壌,エネルギー,施設,機械,情報,動物,植物,微生物等)に関する基礎的な知識,学修意欲,理解力及び表現力を持つ学生を受け入れます。

物質化学コース

人類に有用な物質の創製や高効率で環境負荷の少ない物質・エネルギー変換技術を開発するため,物質の性質や機能を原子・分子レベルから合理的に理解し,それらの知見を統合的に活用することに興味を持つ学生を求めます。 博士前期課程で授業を履修し,研究を行うためには,しっかりとした化学の専門知識と応用力及び語学力が必要となるため,大学の化学に関する基礎学力及び英語力を十分に備えた学生,または大学の成績が優れており,人物が優秀で意欲のある学生を受け入れます。

建築デザイン学コース

本コースでは,建築計画・都市計画,歴史意匠,建築構造,建築環境などの分野に興味を有する学生を求めます。特に,専攻する専門分野における内外の文献情報,調査・実験などの計画立案及び解析に対する基礎知識と対応意欲を有していることが要求されます。 このような方針に基づき,上記の専門分野に関する基礎的な知識,学修意欲,論理的思考力,理解力及び表現力を持つ学生を受け入れます。

○カリキュラム・ポリシー(教育課程編成方針

地球科学コース

  1. 研究科共通科目では,自然科学全般に及ぶ幅広い見識,科学的な英語能力,国際感覚,高い倫理観,プレゼンテーション力,実践力および環境システム科学の体系的な知識を身につけることで,高度技術者・研究者に必要とされる基礎力を養成します。
  2. 専門科目では,地球科学の高度な知識を修得するとともに,他専攻の科目の履修により学際融合的な知識を深めることで,理学あるいは工学の高度技術者・研究者として必要とされる専門的で広範な能力を養成します。
  3. セミナーでは,研究成果や調査内容,自らの思考などを論理的に説明し,議論する力を養成します。
  4. 特別研究では,主指導教員及び副指導教員の指導のもとに,高度な専門技術の習得を図るとともに,修士論文の作成を通して,創造的な研究能力,論理的思考能力,問題解決能力を養成します。口頭発表などの審査を含め,複数の教員による厳正な審査が行われます。

環境共生科学コース

  1. 研究科共通科目では,自然科学全般に及ぶ幅広い見識,科学的な英語能力,国際感覚,高い倫理観,プレゼンテーション力,実践力および環境システム科学の体系的な知識を身につけることで,高度技術者・研究者に必要とされる基礎力を養成します。
  2. 専門科目では,環境共生科学の高度な知識を修得するとともに,他専攻の科目の履修により学際融合的な知識を深めることで,生物資源科学の高度技術者・研究者として必要とされる専門的で広範な能力を養成します。
  3. セミナーでは,研究成果や調査内容,自らの思考などを論理的に説明し,議論する力を養成します。
  4. 特別研究では,主指導教員及び副指導教員の指導のもとに,高度な専門技術の習得を図るとともに,修士論文の作成を通して,創造的な研究能力,論理的思考能力,問題解決能力を養成します。口頭発表などの審査を含め,複数の教員による厳正な審査が行われます。

物質化学コース

  1. 研究科共通科目では,自然科学全般に及ぶ幅広い見識,科学的な英語能力,国際感覚,高い倫理観,プレゼンテーション力,実践力および環境システム科学の体系的な知識を身につけることで,高度技術者・研究者に必要とされる基礎力を養成します。
  2. 専門科目では,物質化学の高度な知識を修得するとともに,他専攻の科目の履修により学際融合的な知識を深めることで,理学あるいは工学の高度技術者・研究者として必要とされる専門的で広範な能力を養成します。
  3. セミナーでは,研究成果や調査内容,自らの思考などを論理的に説明し,議論する力を養成します。
  4. 特別研究では,主指導教員及び副指導教員の指導のもとに,高度な専門技術の習得を図るとともに,修士論文の作成を通して,創造的な研究能力,論理的思考能力,問題解決能力を養成します。口頭発表などの審査を含め,複数の教員による厳正な審査が行われます。

建築デザイン学コース

  1. 研究科共通科目では,自然科学全般に及ぶ幅広い見識,科学的な英語能力,国際感覚,高い倫理観,プレゼンテーション力,実践力および環境システム科学の体系的な知識を身につけることで,高度技術者・研究者に必要とされる基礎力を養成します。
  2. 専門科目では,建築デザイン学の高度な知識を修得するとともに,他専攻の科目の履修により学際融合的な知識を深めることで,工学の高度技術者・研究者として必要とされる専門的で広範な能力を養成します。
  3. セミナーでは,研究成果や調査内容,自らの思考などを論理的に説明し,議論する力を養成します。
  4. 特別研究では,主指導教員及び副指導教員の指導のもとに,高度な専門技術の習得を図るとともに,修士論文の作成を通して,創造的な研究能力,論理的思考能力,問題解決能力を養成します。口頭発表などの審査を含め,複数の教員による厳正な審査が行われます。

○ディプロマ・ポリシー(学位授与方針)

修士(理学)

  1. グローバルで多角的な視野と学際的な幅広い見識,高い倫理観を備え,各専門分野の課題に取り組む実践力を有している。
  2. 英語文献から専門知識等を習得・理解することができ,さらに英語による基礎的なコミュニケーション能力を有している。
  3. 数理科学,物理学,化学あるいは地球科学に関する理学の高度な専門知識と技術を身につけている。
  4. 各専門分野における知識と技術に基づいた創造的な研究能力,論理的思考能力,問題解決能力を有している。
  5. 研究成果や自らの思考を論理的に説明するための高度なプレゼンテーション能力と高いコミュニケーション能力を有している。
  6. 豊かな教養と国際感覚を持ち,専門分野の社会的意義を理解し,専門分野を通じて社会の発展に貢献できる。

修士(工学)

  1. グローバルで多角的な視野と学際的な幅広い見識,高い倫理観を備え,各専門分野の課題に取り組む実践力を有している。
  2. 英語文献から専門知識等を習得・理解することができ,さらに英語による基礎的なコミュニケーション能力を有している。
  3. 情報科学,機械工学,電気電子工学,建築学,物理学または化学を基礎とした材料工学・デバイス工学あるいは地球科学を基礎とした自然災害工学に関する工学の高度な専門知識と技術を身につけている。
  4. 各専門分野における知識と技術に基づいた創造的な研究能力,論理的思考能力,問題解決能力を有している。
  5. 研究成果や自らの思考を論理的に説明するための高度なプレゼンテーション能力と高いコミュニケーション能力を有している。
  6. 豊かな教養と国際感覚を持ち,専門分野の社会的意義を理解し,専門分野を通じて社会の発展に貢献できる。

修士(生物資源科学)

  1. グローバルで多角的な視野と学際的な幅広い見識,高い倫理観を備え,各専門分野の課題に取り組む実践力を有している。
  2. 英語文献から専門知識等を習得・理解することができ,さらに英語による基礎的なコミュニケーション能力を有している。
  3. 生物学を基礎とした環境共生科学,生命科学あるいは農林生産学に関する生物資源科学(生物学と農学を融合した学問体系)の高度な専門知識と技術を身につけている。
  4. 各専門分野における知識と技術に基づいた創造的な研究能力,論理的思考能力,問題解決能力を有している。
  5. 研究成果や自らの思考を論理的に説明するための高度なプレゼンテーション能力と高いコミュニケーション能力を有している。
  6. 豊かな教養と国際感覚を持ち,専門分野の社会的意義を理解し,専門分野を通じて社会の発展に貢献できる。