自然科学研究科(博士前期課程)先端材料工学コースの山本 大夢さん(材料エネルギー学部ファム研究室所属)が、日本金属学会2025年秋期講演大会において第45回優秀ポスター賞を受賞しました

公開日 2025年12月03日

日本金属学会・2025年秋期講演大会は、2025年9月17日(水)から19日(金)にかけて北海道大学で開催されました。山本 大夢さんが受賞した優秀ポスター賞は、全369件のポスター発表の中から、特に優れた発表を行った学生28名に授与される名誉ある賞です。

【発表題目】
「Ni基超合金における粒界炭化物の3次元形状と粒界セレーションの関係」
共同研究者 : 山本 大夢、ファム ホアン アン、Yuanbo Tony Tang 、森戸 茂一

【研究概要】
本研究は、指導教員である材料エネルギー学部のファム ホアン アン准教授と、英国バーミンガム大学のYuanbo Tony Tang助教による共同研究プロジェクトの一環として行われました。ガスタービンやジェットエンジンに使用されるNi基超合金では、熱処理によって「粒界セレーション」と呼ばれる現象が発生し、結晶粒界がギザギザに形成されることで、高温での割れを防ぐ効果があります。しかし、これまでこの現象の形成メカニズムは2次元的な解析に限られており、完全には解明されていませんでした。本研究では、複合ビーム観察装置を用いて粒界炭化物の3次元形状を観察することに成功し、炭化物が樹枝状に成長することで粒界セレーションが形成されることを明らかにしました。

 

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材料エネルギー学部
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