自然科学研究科理工学専攻機械・電気電子工学コースの永田崇弘さん(伊藤・張研究室)が、令和4年10月にオンライン開催された電気・情報関連学会中国支部連合大会において、「波長掃引型光周波数コムを用いた周波数変調連続波型光距離計」についての研究発表を行い、その発表に対して学生奨励賞が授与されました。
　近年、社会インフラの老朽化が急速に進行し、インフラメンテナンスの費用増大や少子高齢化と業務自体の難しさに起因する高度人材不足等の困難な課題に直面している。このためインフラの点検頻度は極めて低い。永田さんの研究では、LiDARによるインフラ形状計測の自動化を目指し、上述の点検頻度の向上を目指す。そして、長距離高精細な周波数変調連続波型LiDARを提案して原理確認実験を行った。本手法は波長掃引型光周波数コムを用いて、低帯域の受光器により、長距離において高精度な測距を行い、かつ奥行分解能及びリフレッシュレートを落とさない性能を実現できる。これにより各種社会インフラの形状測定及びヘルスモニタリングへのLiDARの適用を目指す。

　LiDARとは Light Detection And Ranging（光による検知と測距）の略称

研究室
http://www.ecs.shimane-u.ac.jp/~ito/index.html

「このような賞を受賞させていただき、誠に嬉しく思います。ご指導をいただきました先生方に
心より感謝申し上げます。この賞を励みに、より一層研究活動に精進したいと思います。」

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総合理工学部
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